正しいのは「選」か「撰」か
新選組の「せん」の文字、「しんにょう」の【選】と、「てへん」の【撰】。
どちらも本や雑誌などで使われているのを見たことがあると思います。
では、一体どちらの表記が正しいのか?
実は、幕末当時の記録でも「選」と「撰」の両方が使われていたそうです。
会津藩が命名

「新選組」と言う名は会津藩が、近藤たち浪士組に与えたものです。
幕末当時の会津藩の記録には「てへん」を使用した新撰組と書いたものが多く残っているとか。
きみたち新撰組ね!
一方で、局長の近藤勇が書いた手紙の封書には「しんにょう」の新選組の印鑑が押されていたものがあるので、隊の公式印には「選」が使われていたんですね。

われら新選組!
おわりに
命名した会津藩が「撰」を使っているので新撰組が正しいのかな?
とも思いますが、
沖田総司が自身の手紙に「沖田総二」とか「沖田惣司」とか署名しているように、当時は漢字の読み方さえ合っていれば文字は何でもいいという風潮がありました。
なので、どちらが正しい!どちらが間違っている!とかは問題ではないって事です。