新選組の恐怖の『死番』制度とは?土方歳三の勇気と覚悟の背後にある真実



「ゴールデンカムイ」という漫画で、新選組の土方歳三のセリフの中に『死番』という言葉があります。

この記事では、漫画でも登場した新選組の中での「死番」という制度について深く探ることにしましょう。

土方歳三の言う「死番」とは

「ゴールデンカムイ」の中で、土方歳三は

「今宵はオレが死番だ。ついて来いッ」

と語るシーンがあります。

このセリフは彼が新選組副長として京都での日々を思い返してのものです。

しかし、「死番」とは一体何を意味するのでしょうか?

新選組の入隊試験

驚くかもしれませんが、新選組への入隊には実技試験は存在しなかったのです。映画やドラマでよく見られる、入隊希望者の剣技を試すシーン等は実際には行われていなかったそうです。

その代わりに新入隊者は「仮隊士」として受け入れられ、突然の攻撃を受けることでその度胸を試されました。この試練を乗り越えることで、正式な隊士として認められるのでした。

新選組「死番」制度の導入

新選組は勇敢な隊士ばかりで構成されていましたが、実戦の中での躊躇は避けられないものでした。その躊躇を排除するために考案されたのが「死番」制度という訳です。

隊士は四人一組で順番を決めて「死番」を担当しました。当番の日には、その隊士は危険な場所への突入を”先頭で行う義務”が課せられたそうです。

制度の利点と影響

「死番」制度は隊士にとっては命をかけたものでしたが、その制度がもたらす利点も確かに存在しましたようです。

当番の日になると、隊士は覚悟を決めて戦場に臨むことができ、躊躇なく敵に立ち向かうことができたことから、この制度は隊士たちの戦意を高める効果があったと言えます。

新選組の死番制度:まとめ

新選組に存在した「死番」という恐怖制度は、隊士たちの勇気と覚悟を試すものでした。しかし、この制度があったお陰で、新選組はその強さと結束力を保ち続けることができたのかもしれません。

歴史の中で、このような独特な制度を持つ組織は珍しく、新選組の特異性として注目されるべき点であると考えられます。

たびノート📔~幕末~

柴隊士
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