会津藩家老が斎藤一に送った「書」
会津藩家老「山川浩(大蔵)」が、共に会津戦争を戦った新選組の「斎藤一(藤田五郎)」に贈ったと言われる「書(掛け軸)」が初公開されました。
場所は会津若松市の「白虎隊伝承史学館」で、展示期間は2018年8月6日から11月末までとなっています。
公開された「書(掛け軸)」は、明治9年(1876年)に生まれた斎藤一の長男の「名付け親」になった山川浩が「勉」の命名にちなんで謡った和歌である。
このことから二人が深い交流関係であったことが伺えます。
掛け軸は「長さ・約170㎝」「幅・約60㎝」。
【つとむてふ君がその名にそむかずばたかくいさほのたださだめやは】
と記されている。
東京に住む斎藤の関係者(子孫)が所有していましたが、平成16年(2004年)に当時の「白虎隊伝承史学館」の館長に託され保管されていました。
戊辰150年を記念して多くの人に見てもらおうと、この度公開となりました。
結婚の仲人を務めた
斎藤は戦後も元会津藩士らと交流を続け、会津藩大目付・高木家の長女である高木時尾と結婚。
この時の結婚で「仲人」を務めたのが山川だと言われています。
白虎隊伝承史学館
■住所:〒965-0003 福島県会津若松市一箕町飯盛山下2
■電話:0242-26-1022
■営業時間:8:30~17:00(12月~3月は9:00~16:00まで)
■定休日:無休
■入場料:大人300円/高校生200円/小中学生150円
■アクセス:ハイカラさん・あかべぇ「飯盛山下」下車、徒歩5分
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